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ウインターシーズン、NY:2月 | 

 毎年この時期になると啓蟄ならぬ旅の虫が騒いできます。
 2月のNYはただ寒いばかりのイメージが先行しますが、美術界では結構HOTな時期でもあります。
 今回は「行くのをやめようやめよう。」と思いながら、最後には前日に「やっぱり行こう!」となったNYアートフェアー最新情報をレポートいたします。

 今回のきっかけは、たまたま、NYのディーラーから今年の春の予定を尋ねるメールが来て、「NYのコンテンポラリーアートフェアーにいつから来るのか?」でした。私が最初にWEBで入手していたのは、ただ1件のアートフェアー情報だけ、それも特に有名な画廊が出ているわけでもなく「これはパスだな〜!」と思っていた矢先、調べてみるとなんと2件あるじゃないですか、時間的にも1週間以内に終わるフェアーですから、(オークションのように最低でも2週間は辛いですよね)即旅行社の手配を仰いでみました。

 さすがにこの時期日本からのNY行きは少なく、NYのホテルも結構セールを出していたので前日にもかかわらずスムーズにスタートすることが出来ました。
ただ、昨年NYは大雪で空港がクローズになり2泊延泊を余儀なくされた経験があるので気分はやや後ろ向き!寒さも北海道並みですからね

 近頃、この世界も服装がラフになったせいか身の回り品からスーツのたぐいが少なくなりラゲッジも軽め、まあ、帰りは本や資料でパンパンになるのですが。


 さて、実際到着して調べてみると、なんとこの同じ時期にアートフェアーが6件もあったんです。何で、こんな寒い時期に!!いままでのフェアーは大体4〜5月、バーゼルは6月と世界のオークションに連動するように
開かれてきたのですが、ここに来て様子はかなり変わってきたようです。もっとも、これらのフェアーは実にその歴史も長く最近のフェアーブームの中で付随したフェアーが多く立ち上げられたのも印象的でした。

 とにかく、知らないのは私たちだけだったようですね(私だけなのかも!)
2月の「ギャラリーガイド」にはこれらの情報満載。でも、どうやって6カ所も回るのか〜〜!結局、時間と体力の限界で今回は4カ所にそれでもかなりの収穫があったように感じます。昨今、顧客が画廊に顔を出さなくなったのは何も日本だけの現象ではなく、これらアートフェアーに顧客が流れている現状は世界的な傾向のようです。それ故有力画廊ほど多くのフェアーに出展しますます新規顧客を取り込んでいる様は正に、圧巻!2億、3億と言った価格の作品がフォロアーを埋めているのも美術館以上の迫力があります。
美術館では味わえないビジネスの絡んだ展覧会はいちいち離れている画廊を回ることなく数カ所で済むわけですからコレクターや美術関係者にとってこれほどの宝庫はありません。最も日本の市場もまたこのように変わってくるのでしょうが、日本の場合は主催コンセプトが複雑で、プロフィット(営業)に関する規制が多く海外のディーラー達にも決して魅力的とは言えません。「売れてなんぼ!」この単純な図式を再生させるためにも訳のわからない作家、評論家などを巻き込まないようにして欲しいものですね。さて、いつになることやら。
では、フェアーをご堪能ください。

  今回レポートするのは開催されていた6件の内4件。

● The Armory Show
● The Art Show
● Red Dot Art Fair
● Pulse

この他にもFountain, Diva Scopeなどあったのですが、まあ、きりがないですから。

まずは、The Armory Showのレポートから.........続きはこちらから