Art Season in China 2008

上海芸術事情 
2008

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● 広州アートフェアー: Guangzhou       



 広州のアートフェアーは12月10日から5日間の予定で開かれました。 中国南部,広東省の大きな都市で人口は713万人、中国第4の都市とされています。ウイキペディアによると下記の様な構成になります。
:広州市(こうしゅうし)は中華人民共和国広東省に位置する副省級市。広東省人民政府が置かれる省都であり、華南地区全体の行政的中心でもある。人口約713万人であるがただし約300万程度と推定される流入人口があり、実質の常住人口は約1,000万人とみられる。重慶市、上海市、北京市に次ぐ中国第4の大都市。昔から羊城と愛称され、また花城、穂城の吊もあり、穂(拼音: sùi)と略称される。地下鉄、高速道路網が発達している。:



さて、この広州で開かれるアートフェアーは今年で13回目を迎えます。我々スタッフは意気揚々と会場に設営に向かい、翌日の開会に備えました。
ブースの数はそれほど多くはないものの広州はむろん、北京、上海他の都市からの出展も多く、また、招待とおぼしきフランスの美術集団(作家、画廊)がブースをつくっていました。オープニングセレモニーでは広州市長や美術家連盟会長などその筋の歴々の挨拶に続き、紙吹雪が舞う式典でしたが、開会を待つ観客もこれまた、相当な数、いったいこの街で美術芸術とはどのように解釈されているのだろう???そう思いながら1日目を終え、数の割には食い付きがない!まあ、一日目だから〜〜〜。二日目は平日にもかかわらず満員の入場者数、皆最新のデジカメを構え、作品の写真をパチパチ!!用意した上海の回廊案内も飛ぶように出ていき期待感がつのる!しかし、売れない!来場者は年配の人と学生が多い。絵の位置を調整してみるが写真が写しやすくなった位で変化はない。


3日目(土曜)ぐらいになると家族連れがが多くなり一人っ子政策で甘やかされた子供がパンダの作品の前で記念撮影!(ちなみにパンダの絵は、赤瀬ミフサ 作)それはいいとしても、子連れの親が、「子供が赤いパンダや緑のパンダなんて動物園にはいない、と言ってる、子供の夢を壊してはいけない….《っと!クレームをつけてくる。(はあ〜〜!)
5〜6人の中年の集団が私が作家か?と尋ねる。違うと言うと、誰だというので、ここの担当者だと答えると、サインをしてくれとねだられる。作家でもないのでだめだというと、何でもかまわない、とにかくしてくれと、一人にパンフレットにサインをすると、四方からチラシが飛んできて皆にサインをせがまれる??そのあと握手攻め!全く、何かのサイン会と間違っている感じ!手はべたべたになるは、足は痛いわ、大変なパフォーマンスが要求されるフェアーでした。
4日目:今日は早めに上海に切り上げる日だが朝から普通通りにブースに立って案内をする。相変わらず記念撮影に明け暮れる状態、作品はいっこうに売れない。
全体を見てみると、このフェアーはコンテンポラリーとはほど遠いフェアー、それこそ



作品の紹介ならば作品の写真を壁一面に貼り、原画を持ち込まない展示、どうしようもないテクニックだけの作品が売れ、コンセプトのある作品は売れない現実。ある、フランスの画廊は面白い対処法を教えてくれました。なるほど、ここ広州はまだまだ美術未開の地、ある程度のレベルに達するまではそれなりの販売手法が必要なことを改めて教えられた気がします。



 

 さて、その手法とは、日本より20年は遅れている市場、そこがねらい目なんですね、相手の立場に立って次回は完璧を目指したいと思います。
まあ、これほど早く現実を突きつけられるとは思っていませんでしたが、それがまた素晴らしい体験、ご近所とのつきあいも出来、それなりに収穫のあったフェアーでした。ものの見方でしょうが、どの世界でもこちらからの押しつけは難しいのですね。
いろいろ、あった08年下半期でしたが、軸足を少し上海に移しただけで、新鮮な空気が洪水のように押し寄せてきました。閉塞感の残る西側社会と比べ圧倒的な人口の多さを背景に新しい秩序が生まれようとしている上海、人はそれを「上海病《と呼ぶのだそうです。
でも、人生一度はかかってみたい病気ですよね!
以上、簡単ですが近年上海美術事情でした。


 


第2弾を上海の画廊開廊レポートを交えてお送りします。まだまだ、奥の深い中国ですが、タフですよこの街は!その一言に尽きます。
その中国上海で私が特に気に入ったのが「シノワズリ《、中国とフランスの文化が融合した甘美で気位の高い感性が素敵です。このセンスのあるアーティストなどを紹介していきたいと考えています。ご期待ください。


● 上海画廊開廊レポート:

2009年1月10日
上海市准海西路570-578号、B区301号
ZIP:200052
Tel:+86-21-6124-2922
Handy Ph:1500083-2163
1月10日、上海市レッドタウンにAC SGCAOをオープンいたします。ここは東京のArt Compositionと京都のSGCAOが共同で立ち上げた、日本国内の若手作家の発掘、および展覧企画をそれぞれの地域と上海の画廊で紹介、また、中国の現代作家を日本国内で紹介する目的で設立されたものです。 1〜2ヶ月ごとに国内作家の展覧会を企画し中国市場にPRしていきます。
今後の活動はHP(http://www.acsgc.cn)にて報告して参ります。

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